昇段レポート
今まで空手で学んできた経験、これからもっと学ぶべきスタートとして精進したい
井上美砂子
私が空手を始めたきっかけは、その頃何も運動もしていなく、何かやりたいなと思ってた時調度、知人から誘いをうけた事でした。自分自身、体を動かす事やスポーツをするのは得意な方でしたが、何をやりたいかは分からず、その時知った「空手」という響き。誰もやってる人も周りにはいなかったし、格闘技を見るのが好きだったので、即座に空手を習ってみたい!という意欲が湧きました。初めのうちは人数が今より全然少なかった事と、女性という事もあり、楽しく稽古してたような感じでしたが、帯が上になってくると共にキツイ稽古で厳しいものとなってきました。私は背も小さく、体力的なパワーもなく、自信がなくなるような時期もありました。でも、やっぱり強くなりたいし、男性が多い中でも男の人にも負けたくないという気持ちがとても強くありました。自分は人より劣っている所、不得意な所は何か。自分が少しでも人より得意な所は何か。良い所を伸ばしてもっとうまくなろう、不得意な所はどうしたら伸ばせるか、どうしたらカバーできるのか。常にその時その時の、自分自身の課題を決めて、目標に向かって稽古に励んで来ました。簡単にはうまくはいかず、何度も落ち込む事もありましたが、強くなるための近道など考えず、今できる事を地道に頑張ろうと思ってやってきました。私が昇段審査に挑戦する事ができて、そして合格する事ができ、こうして黒帯を締める事ができたのも、師範、師範代、黒帯の先輩方、そして道場の皆さんのおかげです。周りの方々が一緒に稽古してくれているからこそ出来た事であり、本当に心から感謝の気持ちであふれています。色々な細かいアドバイスが、自分自身の勇気となり、やる気意欲が湧き、この十年間学んできた事、全て出しきる事ができました。本当に本当にありがとうございました。あと、空手という武道を通じて出会い、同じ目標に向かい、共に汗を流してきた、今は武道の道とは違う道を歩んでる方々にも色々とお世話になり、ありがとうございます。本当に空手をやり続けて今、改めて思うのが、以前は集中力も忍耐力もなく、短気な自分でしたが、心身共に成長できたと思います。空手では精神の強さをも学べました。まだまだ未熟な私ですが、黒帯という達成感と、また新たなる出発点としてこれからも、日々努力です。ますます励み頑張って行きます。押忍。
黒帯への道
角館本部道場 佐々木慎逸
今、この文章を書こうとしている事、それこそが数年前に空手を始めた時の私の夢であり、目標でありました。
私が空手を始めたのは、今から七年前の事です。当時の私は、埼玉県で会社員をしていましたが、仕事も巧くいかず、私生活も不調と、自分の人生の方向性を見失った時期がありました。その時、あまり深く考えた訳ではありませんが、三十歳も近くなっており、「このままでは、いけない!何かを始めよう。数年後に振り返り、あの時代は、これに燃えていたと言える物。」そういう物が欲しいと思いました。それが、空手と結びついたのには、深い意味は全く無く、たまたま観ていたテレビドラマに影響されての事でした。タウンページで自宅近くの空手道場の一つに電話をし、稽古を見学して、入門となりました。空手を始めた頃の私は、痩せっぽちで、全く体力が無く、道場での合同稽古に付いて行くのに精一杯でした。勿論、試合に出ようなどとは、考えてもいませんでした。あの頃の私は,下手は下手なりなのですが、ほんの少しずつでも上達して行く事がとても楽しくて仕方がありませんでした。
会社を辞め、秋田に帰る事に決めた時には、黄色帯まで昇級していました。秋田での仕事も決まり、また空手を始める事を決め、湯澤師範の元での稽古に通う様になりました。湯澤師範の稽古は、基本重視です。しっかりと稽古させていただいた事と、試合に出場する機会を与えられた事が空手を続ける上で大いにプラスになりました。
昨年の暮れに湯澤師範から昇段審査の話を頂きました。私の中での黒帯とは、とても強く、今の自分のレベルではとても達しているとは思えず、当初は、とても悩みましたが、昇段審査を受けさせて頂く事にしました。昇段審査に向けて稽古をし、自分を追い込み、審査日に合わせて体を調整したつもりでしたが、当日は、自分自身でも納得できる動きは出来ませんでした。黒帯と言う重圧は、大きいものでした。審査結果は、「保留」でした。一ヶ月後の再審査までの期間は、空手を始めてから今日に至るまでの中で一番辛かったです。
昇段審査を受けると決意した事、それに向け稽古した事、昇段審査を受けた事、黒帯となった事、それらは、これからの私の人生にとって大いにプラスとなると思います。多くの人が、それぞれ色々な目的を持って空手を始めて、今も続けている人もいれば、ある理由から途中で挫折してしまった人もいるでしょう。人それぞれに違った人生を送っているのですが、一生の内に必ず一度は、強大な壁に、行く手を阻まれる事があるはずです。その壁から逃れる事は出来ない。その時に、必死の思いで、その壁に立ち向かう事が出来るように、稽古をして行きたいと思います。
最後に、湯澤師範、武心会の先輩、道場の仲間、後援会の皆様に感謝すると共に、これからもご指導お願い致します。
押忍!!
私にとっての空手
高倉早希
私が空手を始めたのは、6歳の時でした。始めたきっかけは家族に進められ、自分も運動する事が好きで、自分自身強くなりたいと思ったからでした。でも、私は内向的な性格で知っている人が誰もいない中での稽古は幼い私にはすごく精神的に辛かったし、相手との組み手にも抵抗がありました。それから小学生になり私は大会に出ました。しかし、なかなか勝てず自信がなくなってしまうような時期も何度もありました。私が初めて賞を取ったのは2年生のときでした。でも、たった4人の中での準優勝。私は初めて賞を取った喜びと、その半面あまり納得してませんでした。そんな私に湯沢師範は「4人でも準優勝は準優勝はなんだから」と言ってくれました。その一言が私にとって大きな自信になりました。もっと今までより強くなりたい、男の人に負けたくないと私は欲が出てきました。そして、私も小学校高学年になり、だんだん帯が上がっていくにつれて稽古も厳しくなり、型などは特に自分の思いどおりに体が動かず悩んでしまうこともたくさんありました。そして、6年生の春、私は初めて優勝しました。あの時の喜びは今でも、自分の励みになっています。この時初めて空手を続けてて良かったと思いました。私は中学生になり部活と空手を両立させるのは体力的にも、精神的にも辛かったです。そして、今年の4月に昇段審査を受けましたが結果は保留でした。再審査までの約1ヶ月間は人生の中で1番辛かったです。今この黒帯を締めて稽古ができるのも、師範、師範代、先輩方、道場の人たちのおかげです。本当に感謝しています。私は黒帯としてもまだまだです。この初段という節目を新たなスタート点としてもっと上を目指し、この黒帯に劣らないくらい強くなれるよう日々頑張っていきたいと思います。 押忍!!!!!!